検反巻取機において、傾斜検反台上を移動する生地を2名以上の目視にて検反を行います。テンションは巻き取りシワが出来ない範囲で緩く巻ける様にセットします。欠点項目を発見した場合は、布端に赤テープの欠点警告を行ない、データベースに記録します。
検反巻取機において検査台上で長さを測定しこれを「実測長」とします。生地によってあらかじめ定められた係数(%)だけの「余尺」を「実測長」より差し引いたものを「純長」とします。(伸びやすい布ほど余尺の係数が大きくなります)
重量については紙菅と包装ビニールの重さを差し引いた「生地本体だけの重量」を表示します。
欠点項目は「糸節」「糸切」「針折」「飛込」「横段」「胴切」「穴」「汚れ」「色シミ」の9項に分類し、それ以外の欠点や異常については「他」で処理します。
(大きさの微小なもの、目立ち難いものに関しては御得意先様より事前に警告を頂いた場合にのみ対応します。限界事例については関係者で協議して決めます。)
S引きについては表の通りとし、「総長」よりS引き長さを引いたものを「純長」とします。(ただし20cm四方以内にどんな種類の欠点が何個あっても1点で数えます。その場合は欠点の中で一番高いポイントの欠点で数えます)
※また当社では「生地を巻きながら検反」をしているので、見落としも多少はあります。予めご了承下さい。
| 欠点名称 | 内容 | 罰点 | S引き | 原因 |
| 糸節 | ネップ・糸ムラを含む | -1点 | -10cm | 糸屋 |
| 糸汚 | 糸自体に汚れ・異物混入などのあるもの | -1点 | -10cm | 糸屋 |
| 飛込 | 異色糸及び多色のゴミなど混入 | -1点 | -10cm | 織編 |
| 糸切 | 横方向の網キズ・網欠陥 | -1点 | -10cm | 織編 |
| 針折 | 縦方向の網キズ・網欠陥 | -1点 | -20cm | 織編 |
| 穴 | 製織製編時穴 | -1点 | -20cm | 織編 |
| 胴切 | 布の継ぎ目 | -1点 | -20cm | 織編 |
| 横段 | 部分的にカウント出来るもの。全体的なものは別扱い。 | -1点 | -40cm | 織編 |
| シミ汚れ | 加工汚れ・加工シミなど(但し「元汚れ」は除く) | -1点 | -20cm | 東京和晒 |
| 他 | 上記検査項目に属さないもの (元汚れ、ムラ・編スジ・織スジ・キオレ・耳不良プリントミス・その他等)のうち部分的に存在するもの。 | -1点 | -20cm | ケースバイケース |
原則的に欠点に関して、その種類と数の表示を行い、当社での格付けは行ないません。ただし御得意様及び関係各位と相談の上、その指示に基づいて点数による格つけを行う場合もあります。(例:罰点10点以上B反など)
斜行・弓成り・部分湾曲・蛇行等については、3%以内を概ね目標とします。
詳細については諸々の生地の特性を鑑み、御得意先様及び関係各位と協議の上合意に基ずいて加工を進行します。
新規開発商品については、基本的に1反を試験的に先行加工後、各種検査を実施してその結果を御得意先様及び関係各位で確認後、現物反の加工を進行します。
以上の検査結果情報については、生地の長さ・重量・欠点情報・縮率等性状に関わる情報等は基本的に当社データベースに記録保存します。
『出荷明細書』で御得意先(請求先)には基本的に全ての情報を公開するが、その先の関係各位への情報公開および、その責任については各御得意先に委ねます。
各御得意先が当社から得た情報を隠匿あるいは改変して、取引を進行した場合に発生するトラブルについては当社はその責を負えません。
加工条件ならびに検査基準が不明あるいは説明不十分な際には、「加工問い合わせ書」を発行し、御得意先及び関係各位の確認または指示を頂きます。
確認・指示を頂くまでは、全ての加工は保留(進行中止)します。尚、加工問い合わせ書の書式については
(書式-3)の通りとします。
検査時において初めて重大な欠点及び異常が発見された場合「加工報告書」を御得意先様に発行します。御得意先様は関係各位と内容を確認して、対応策を当社に指示して頂きます。
確認・指示を頂くまでは、出荷等全ての手続きを保留(進行中止)させて頂きます。
尚、加工報告書・確認書の書式については
(書式-4)の通りとする。